特集、その他

人気ゲームを快適に遊ぶならこれを買え！『ディアブロIV』編【リフレッシュレートから選ぶGPUの最適解⑤】

DOS/V POWER REPORT 2023年秋号の記事を丸ごと掲載！

  • DOS/V POWER REPORT編集部
  • 芹澤 正芳

2024年2月19日 00:05

より強い武器を求めて倒して倒して倒しまくる　ディアブロIV

ハック＆スラッシュ系のアクションRPGとして大ヒットした「ディアブロ」シリーズの最新作。広大なマップ、多彩なダンジョン、オンラインでの協力プレイで敵を倒しまくって自身を強化する快感は格別だ。 ©2023 Blizzard Entertainment, Inc.

400fpsまで設定可能

画質ウルトラと低では、まず地面の描画がまったく異なる。低は、かなり簡易的な表示で、リアリティが低下しているのが見て取れる。これはフルHDだから粗くなっているワケではなく、4K同士で比較しても似たような結果だ。タルの描画も粗くなっているのが分かる ©2023 Blizzard Entertainment, Inc.

　プレイ中のフレームレートは400fpsまで設定可能と、ゲーム的には超高リフレッシュレートの液晶も活かせる。画質についてはまとめて設定できるクオリティプリセットを4種類を用意。ここでは一番上のウルトラと一番下の低の2種類でテストした。

画質が低設定では、オブジェクトの描画も粗くなり、影も簡易的になってしまう。それだけに、ウルトラ設定に比べると描画負荷は劇的に軽くなり、ミドルレンジGPUでも高フレームレートを出しやすくなる ©2023 Blizzard Entertainment, Inc.

　ウルトラでは、影や視覚効果、地形などすべてのクオリティが最上位に。低では、ほとんどが最低になるが、地面に置かれるモノの密度と表示距離を決めるオブジェクトのクオリティを中設定にして、重要な情報はなるべく見えるように調整されている。毛皮、水、反射など描画クオリティに関する設定は多いので、いろいろ試してみるのもおもしろい。フレームレートは、夜のキヨヴァシャド周辺で馬に乗った状態で移動しているところを計測した。なお、今回の測定でアップスケーラは利用していない。

DLSS 3対応に注目

DLSS 3（アップスケーラ＆フレーム生成）に対応しており、これを利用してフレームレートをさらに向上できる余地があるRTX 40シリーズがオススメだ。将来的にはレイトレーシングに対応予定である点からもDLSS 3対応は強み。
【検証環境】
CPUIntel Core i9-13900K（24コア32スレッド）
マザーボードMSI MPG Z790 CARBON WIFI（Intel Z790）
メモリMicron Crucial DDR5 Pro CP2K16G56C46U5（PC5-44800 DDR5 SDRAM 16GB×2）
システムSSDWestern Digital WD_BLACK SN850 NVMe WDS200T1X0E［M.2（PCI Express 4.0 x4）、2TB］
電源Super Flower LEADEX V G130X 1000W（1,000W、80PLUS Gold）
OSWindows 11 Pro（22H2）
キヨヴァシャド周辺の一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測

[TEXT：芹澤正芳]

最終号「DOS/V POWER REPORT 2024年冬号」は絶賛発売中！

　今回は、DOS/V POWER REPORT「2023年秋号」の記事をまるごと掲載しています。

　なお、33年の長きにわたり刊行を続けてきたDOS/V POWER REPORTは、現在発売中の「2024年冬号」が最終号となります。年末恒例の「PCパーツ100選 2024」や「自作PC史＆歴代パーツ名鑑」など、内容盛り沢山！是非ご覧ください！