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人気ゲームを快適に遊ぶならこれを買え!『ARMORED CORE VI』編【リフレッシュレートから選ぶGPUの最適解④】

DOS/V POWER REPORT 2023年秋号の記事を丸ごと掲載!

自分が考えた最高のロボットを作り出せる喜び ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON

人気ロボアクション「アーマード・コア」シリーズの最新作が約10年ぶりに登場。機体や武器を細かくカスタマイズでき、自分好みの見た目や戦い方を追求できるのが楽しい。フロムらしい難易度の高さも魅力だ。 ©Bandai Namco Entertainment Inc. / ©1997-2023 FromSoftware, Inc. All rights reserved.

フレームレートは最大で120fps

画質プリセット最高から低に落とすと陰影の処理が簡略化されてリアリティが減ってしまう。また、フルHDではディテールがぼやけてしまうのが分かる。細部の見栄えにこだわるなら4Kでプレイしたい ©Bandai Namco Entertainment Inc. / ©1997-2023 FromSoftware, Inc. All rights reserved.

 フロム・ソフトウエアのゲームはこれまで最大60fpsだったが、本作から最大120fpsに設定可能と話題になった。しかし、それではどの解像度でも今回の基準は満たせない。右ページのグラフの数字がすべて赤字なのはそのためだ。ここでは、どのGPUが最大120fpsに近づけるかに注目したい。

影よりも画質プリセットの違いが出るのが水面の処理だ。最高では映り込みまで描かれているが、低設定では完全に省略されている。その分描画の負荷は軽減されてフレームレートはかなり伸びる ©Bandai Namco Entertainment Inc. / ©1997-2023 FromSoftware, Inc. All rights reserved.

 このゲームでは、映像品質としてプリセットが最高から低まで4種類が用意されているので、シンプルに最高と低のプリセットでフレームレートを測定した。最高プリセットでは、影やライティングなど各種詳細設定が自動的にすべて最上位とONに、低プリセットでは最低とOFFになる。使用したミッションは砂嵐が起きているためか描画負荷が非常に高い「武装採掘艦破壊」だ。4Kで平均120fpsに近づくには、最上位GPUが必要になる。なかなかに“重い”ゲームだ。

上位GPUが欲しい

自分好みに仕上げたロボットを美しい画面で操作したくなるのが人情というもの。しかし、最高画質で平均120fpsに到達するには、フルHDでもアッパーミドル以上のGPUが必要。4Kで妥協なく楽しむには最上位クラスのGPUが必要だ。
【検証環境】
CPUIntel Core i9-13900K(24コア32スレッド)
マザーボードMSI MPG Z790 CARBON WIFI(Intel Z790)
メモリMicron Crucial DDR5 Pro CP2K16G56C46U5(PC5-44800 DDR5 SDRAM 16GB×2)
システムSSDWestern Digital WD_BLACK SN850 NVMe WDS200T1X0E[M.2(PCI Express 4.0 x4)、2TB]
電源Super Flower LEADEX V G130X 1000W(1,000W、80PLUS Gold)
OSWindows 11 Pro(22H2)
ミッション「武装採掘艦破壊」で一定コースを移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で計測

[TEXT:芹澤正芳]

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